ストレッチは体に悪い?
院長ブログ
ストレッチ筋肉を伸ばし柔軟性を持たせる運動を言いますが
このストレッチには”静的ストレッチ”・”動的ストレッチ”
の大きく分けて2種類あります。
この使い方を間違えるとゲガを引き起こる要因になったり
痛みを長引かせたりもしますので気をつけて下さい。
今回は静的ストレッチの話を致します。
特にスポーツをやられている方や現在もやられている方は
筋肉が張ってきたり痛みを感じたりすると
筋肉を伸ばすストレッチを行うことが多いと思います。
しかし、この静的ストレッチはやってはイケない場面があります。
一つはこれから運動を行う直前と
二つには痛みを感じている部位に関連した筋肉。
先ずは運動直前の静的ストレッチがなぜ良くないのか?
筋肉は収縮することで力を発揮します。
筋肉を伸長させるのは拮抗筋
(反対の作用する筋肉例えば、肘を曲げる筋肉に対して伸ばそうとする筋肉)
が収縮するからです。
筋肉の運動には全て収縮力が大事であることがお解りでしょう。
しかしながら静的ストレッチは収縮しなければならない筋肉を
伸長しますので結果この収縮力や瞬発力を減少させてしまいます。
同時に自律神経の抑制しますので
これから運動をしようとする時には全く逆の反応が起こります。
子供の運動会に張りっきてリレーに出るお父さんが
ケガをしないように念入りにアキレス腱や腿の筋肉を伸ばして
おきながら競技で肉離れやアキレス腱断裂を起こすなんて事がよくあります。
静的ストレッチは運動後に行うか、もう動くことが少ない状況で
行うべきと考えています。
次に痛みを伴うケガや症状を持たれている方については
次の機会にお話したいと思いますので
少しお待ち下さい。