筋肉から神経へ
院長ブログ
当院では長らく筋肉、筋膜を中心に施術体型を構築してきました。
整形外科で診断される椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腱鞘炎、変形性関節症など
一見老化や変形、過労などにみられる疾患でも筋肉、筋膜を施術することで
機能の回復や痛みの消失もしくは軽減することを経験的に知っています。
ここではっきりとお伝えすべきは、私が対象としているのは整形外科で診断された
疾患ではなくそれに伴う、痛みや機能回復です。
患者様の症状が無くなったとしてもレントゲン等の映像がほとんど変わっていない場合も沢山あります。
言葉を代えると患者様の傷病名と症状は必ずしも一致するとは限らないという事です。
先程、お話した様に症状は筋肉、筋膜の施術により消失もしくは軽減されるので
施術対象を筋、筋膜に重点においてきましたが
最近の研究とデーターの積み重ねで神経への刺激、働きかけをすることで
低刺激で患者様への負担がかなり少なく
回復へ導ける様に変化してまいりました。
人の身体に不調を感じるとそれに関連した組織の運動を
一旦制限するために神経の流れを遮断します。
丁度、家庭内で電気のブレーカーが落ちるように防御反応がおきます。
回復過程でこのブレーカーが元に戻っているなら
筋肉、関節は正常に機能しますが
実は細かいブレーカーは落ちたままの場合があります。
簡単にいうとそのブレーカーを元に戻して神経の流れが回復できれば
早急に機能回復が望めます。
筋肉、筋膜から新たに神経に対してのアプローチを
加え困っておられる方への
手助けとなれるように日々努力を重ねてまいります。