揉む事は身体に善いのか?
院長ブログ
当院で必ず患者様にお伝えすることに痛い所は触らないで下さい!です。
骨折でも捻挫でも患部が腫れていれば誰でも触らずにそっとして安静にするのに
腫れているのが判らない程度の筋肉の痛みは殆どの患者様が揉んだり叩いたりしてきます。
痛みには急性に感じる1次痛と慢性期に感じる2次痛があります。
感じ方としてズッキン!と激しい痛みが1次痛。シクシク痛んだり、だる重たい痛みが2次痛です。
1次痛は急激な痛みですから身体は防御するために動くな!と脳から命令されるので
患部をいじくり回そうと言う気持ちが起きないのが普通です。
けれど2次痛は患部を触るとその感覚で痛みが和らいだり感じなくなりことがあります。
これはゲートコントロールセオリーと呼ばれるものであったり、気がまぎれることで
意識が他に移ることであったりと兎に角、今の痛みを緩和させつ事に役立ちます。
すると楽になったという感覚だけが優先され辛くなると揉む、叩く等を繰り返すうちに幹部は
浮腫み緊張が増していきます。筋肉は硬くなり血行も悪くなる、の悪循環を作ります。
筋肉を柔らかくするために揉むという動作は多かれ少なかれ筋肉の繊維を傷つけます。
ですからそのことをよく知っている治療家は筋肉の繊維を極力傷つけないように施術を心がけます。
自己流で筋肉を揉む叩くは筋肉を傷つける可能性があることを知って患部をいじらいようにして
専門家に任せることが無用に悪化させない方法です。