必要な痛み
院長ブログ
身体の痛みは不快で早く取れて欲しいと誰もが思います。
同じような症状なのにどうしてこちらの方はもの凄く痛がるに、もうひと方はあまり痛がらない。
と言ったように痛みの感じ方は人によって違います。それでも人には痛みを抑えるホルモンがありますし
何かに夢中になっている時に痛みを忘れるなんて事があります。
痛みのメカニズムについては専門家に任せてここでは私が臨床上で患者様方の関わりの中で統計的に
感じたことを話させて頂きます。
人にとって痛みは必要です。
身体の不調や危険を感知するにも痛みが無ければ生きていく上で大変困ります。
痛みは一種の警報装置の役割があると言うことです。
もし、身体の不調(筋肉、骨、関節の不具合)がありながら痛みがなくなったとしたらどうでしょう。
以前にも書かせてもらいました変形性の膝関節症など関節の変形する
以前に関節周囲の痛みを訴えていたはずです。
けれど、痛み止めや、注射などで痛みを抑えることにばかり目を向けてしまうと
関心な筋肉や関節相互の関係性や時には日常生活動作の問題など沢山の要因が隠されていることを
見落としてしまうような事があるかもしれません。
痛みは取れても変形が進んでしまうこともあります。
日常生活動作に問題や身体に悪いと知らずに行っている動作を指導されずに痛みが取れたから
それで良いとすると、やがて繰り返される痛みとなってしまうでしょう。
そうならないためにも痛みの原因をしっかり理解して日常生活動作や姿勢の改善にも
目を向けて頂きたいと思います。