早く治る人 治らない人
院長ブログ
長年沢山の患者さまを診てきても重症、軽症の差に関わらず早く治る人と治らない人がいらっしゃいます。
環境やメンタル、勿論診断や処方などでも違いがありますが大きく関わるのが筋肉の硬さです。
例えば突き指をしても子供は早く治りますが年齢が高くなりますと治るまでに日数が掛かるようになります。
怪我をすると腫れますが特に関節周囲での腫れは長引くと関節を固めてしまいます。
その腫れを引かせる為にはそれを戻す通り道が必要となります。
車の渋滞と一緒で渋滞を緩和するためにはその先の流れのスムーズさが必要ですね。
先ほどの突き指も指を動かす筋肉は手のひらや腕からきていますか、長年手を使ってこられた年配者は
当然それらの筋肉は硬く、その下を通る血管、リンパを圧迫傾向にありますが子供の筋肉はまだ柔らかく
大変循環のいい状態です。
その他にも筋肉は鎖のように一つの筋肉が次の筋肉と連結しているため足首の捻挫が股関節や遠くには首まで影響することがあります。
この連結も筋肉同士が硬ければ連結はタイトになり僅かな外力もダイレクトに影響します。
ちょっとした怪我が日を追う毎にあちらこちら痛みが出た経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ですから常に筋肉の柔軟性を意識する事が身体を健康に保つ大事なことであると言えるのです。
それではどうすれば柔らかい筋肉を維持できるかと言うと
1.体操 日常生活では限られた筋肉しか使われていません。日頃より沢山の筋肉を動かしましょう。
2.姿勢 本来姿勢を保持しているのは骨です。骨で身体を支えられていければ筋肉は異常に緊張しないとなりません。
3.その他 筋肉を硬くする要素は意外と多く、交感神経が反応すれば必ず筋肉は緊張します。ストレスですね。
でも極論を言うと本当に柔らかい筋肉であったならこれらの影響を受けても痛みのレベルまで
神経は反応せずに生活し続けられる考えます。
是非、老化や病気のせいにせずに柔らかい筋肉を目指して健康な日々を過ごして頂きたいと思います。