変形性膝関節症
院長ブログ
昔の変形性膝関節症は医学の中でもあまり重要視されず
加齢による痛みだから仕方がありませんと言われ
特に治療もなく与えられるのは鎮痛剤と消炎剤。
そして注射など痛みを抑えるだけの治療が主でありました。
人は痛みが出るとその痛みを取ることだけに気を取られがちですが
痛みには理由があります。
効果の高い薬のよって痛みを抑えることが出来たお陰でその痛みの本当の意味を理解せずに
過ぎてしまう事があると思います。
変形性の膝関節症に代表される変形性の関節症は本当に老化が原因でしょうか?
関節を構成す相互の骨の関係が正しい位置にあるなら簡単に軟骨は磨り減ったりしません。
その証拠に歩き方が非常に良い方は年齢が高くても膝の変形や痛みは少なく
例え高齢者とは言われない中年であっても歩き方の悪い方は膝とは限らなくても
足首や股関節、腰などに問題を抱えている方が多くみられます。
そこで、膝が痛み出したり現在痛みを感じてる方は
自分の膝がちゃんと伸びているかをチェックしてみて下さい。
床に両膝を伸ばして座った時に膝の下に手が入るようでは膝は伸びていません。
(身体が硬くて脚を伸ばして座れない方は別の話です)
その様は方は直立位で立った時にも膝が伸びきっていない方が多いです。
体重が最もかかる時に膝が伸びていれば骨で体重を支えられるのに
スクワットの様に体重がかかる時に膝を曲げれば筋肉の負担は強くなります。
膝が曲がったまた歩くということは常にスクワットをしながら歩いているのと同じと言うことです。
膝の軟骨が耐えてくれているうちに正しい歩き方を身につけて、快適な日常生活を!